痔 手術と治療

痔に悩む方は妊娠、

出産経験者の方や便秘がちの方、

また同じ姿勢を保ち肛門周辺の血行を悪くされている方に多く見られる病気です。

恥ずかしくて誰にも相談できない方や診断を受けられない方が多いと思いますが勇気を出して早めに治療しましょう。

軽度の痔ですと内服薬や座薬、生活改善ですぐに良くなります。

放っておくと手術が必要になり治癒する時間もかかるので早急の治療がとても有効なのです。

痛いけど診察されるのは恥ずかしいから放っておくのではなく、

後で後悔しないためにも早めの診断をお勧めします。

痔の症状とは?

痔とはいったいどのような病気なのでしょうか?

痔は肛門周辺の病気のことを差し、一般的に言われる痔とは痔核(いぼ痔)、

裂肛(切れ痔)、痔ろう(あな痔)の3種類が一番多く全体の9割を占め、

3種類の中では痔核(いぼ痔)が男女共に一番多く約半数を占めています。

裂肛(切れ痔)は女性に多く、痔ろう(あな痔)は男性に多く見られます。

痔核(いぼ痔)

痔核は症状に度合いにより4段階に分けられます。ステップ3から手術による治療が必要になります。

要因としては便秘や下痢などで肛門に負担がかかる方。また、長時間座りっぱなしの姿勢でいることで起こる肛門のうっ血。

力仕事や激しい運動、妊娠と出産を経験されている方。お酒や香辛料(辛いもの)なども肛門部に負担をかけます。

主な要因は上記の通りです。

痔核 ステップ1

これといった自覚症状はなく排便するときにまれに出血します、

痔核予備軍と思って良いでしょう。検査をして始めて気が付く段階です。

日本人の3人に1人がステップ1の痔核を持っていると言われています。

痔核 ステップ2

排便時に脱肛する状態です。

脱肛とは痔核が肛門の外側に飛び出してしまうことです。

排便時、排便後に痛みを感じ出血も見られます。

ステップ2の状態だと脱肛した痔核が自然に戻ります。

この状態では手術を必要としない治療が行われます。

主に内服薬、座薬などで完治します。

痔核 ステップ3

排便時に脱肛した痔核が自然に元に戻らず、

自分で押し戻さないと治らない状態です。

排便時に激しい痛みと出血を伴います。

痔核がでていない状態ではほとんど痛みがありません。

排便時(痔核が飛び出た状態)のみに痛みを感じます。

この段階まで来ると薬で治ることは無く、手術が必要になります。

痔核自体も大きいものになります。

痔核 ステップ4

飛び出した痔核が元に戻らない状態です。

これは痔核自体が固くなる事により戻らなくなります。

痛みを感じることが無く(痔核が外にでることにより固くなり肌の一部の状態になる)肛門部から粘液がでるようになります。

この段階も手術の治療が必要になります。

裂肛(切れ痔)

裂肛は切れ痔といわれ固い便を出したときに肛門が切れる事が慢性化した状態です。

排便時と排便後に痛みを伴います。

排便時に痛みを伴うので便をするのが苦痛と感じ我慢するようになり結果便秘を引き起こし、

固い便で肛門を傷つけるという悪循環を引き起こします。

その結果肛門狭窄(こうもんきょうさく)になり排便すること自体が困難になります。

肛門狭窄とは「瘢痕(はんこん)」(傷痕)が大きくなり肛門を狭くしてしまう状態を言います。

何度も肛門を傷つけていると傷痕が大きくなり、

化膿したり腫れたりして肛門を狭くしてしまうことです。

初期症状では薬により完治しますが、排便が困難な状態まで進行してしまうと手術による治療が必要になります。

痔ろう(あな痔)

痔瘻(じろう)は直腸と肛門の境目に細菌が入り込み肛門周辺部が化膿します。

化膿が進行し肛門周辺部の皮膚まで達し、

その膿が外に出されると膿のたまっていた場所に細い管状の空洞ができます。

この状態が痔ろうです。

肛門周辺部に穴が空くと言うことで「あな痔」とも言われています。

膿がたまった状態ですと肛門周辺が腫れ上がり激痛を伴い、

高熱がでることもあります。

痔ろうは男性に多く見られ原因としては、免疫の低下時、

普段から軟便や下痢症の方に多いようです。

痔瘻は悪化するとガン化する恐れもあるので早急な治療が必要になり、

治療方法は手術のみとなります。

痔 手術と治療 診察方法

自分で痔かな?

と思っていても恥ずかしくてなかなか勇気がでませんがどのような診察をされるのか説明します。

基本的に診察台に横向けの状態で寝ることになります。

このときにズボンなどは膝まで下げた状態です。

お尻を医師の方に向けて診察される形になります。

カーテンで個室の状態が作られているので他の人に見られることはありません。

私的に恥ずかしいと思いますがそう思っているのは自分だけなので恥ずかしがることはありません。

初診の場合は5分もかからずに終了します。基本的には触診で肛門の中に指を入れての診察になります。

テレビでよく見る直腸カメラや内視鏡などの器具は基本的に使いません。

このときに力が入ってしまうのですが口でゆっくり息をするように心がけて力まないようにしましょう。

本当にアッという間に終わるので

「自分でちょっとおかしいな?」

と思ったら恥ずかしがらずに勇気を出して診察に行くことを心がけましょう。

終わった後はもっと早く通院すれば良かったと思い直しますよ。

痔を悪化させて手術が必要になる前に、

薬で治る状態の時に通院することが痔に対してもっとも良い治療方法なのです。

痔の手術

痔の手術は痛くて、

時間がかかると言われてきましたが

現在では日帰り手術や1日入院などすぐに日常生活に戻れるプランもあります。

術後を家で過ごすのが不安な方は一週間の入院制度もありますのでそちらを利用しましょう。

手術は全身麻酔で行うことはなく、

基本的に

下半身麻酔か局部麻酔で行われます。

意識がしっかりした状態で手術が行われますので

術後に点滴を受けてすぐに退院という事も可能となります。

手術に費やす時間は大体30分以内で終わることが1番多いようです。

この様に現在では

大がかりな入院とではなくすぐに一般生活に戻れる手術が適用されていますので

不安な気持ちを乗り越えていままでの苦痛を取り除きましょう。

排便時に痛みがないことをとても幸せに感じる方は少なくないはずです。

次に手術を受けないで痔を治すジオン治療、そして痔の改善方法を紹介していきたいと思います。


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