不快指数
夏になるとTV、ラジオなどで「不快指数〜」という言葉が聴かれます。
逆にいえば、この言葉が聞かれないと夏という気分が出ないくらいです。
さてこの不快指数ですが、読んで字のごとく蒸し暑さを表す不快感指数です。
指数の数値が大きいほど蒸し暑い不快感があるわけです。
さて、早速ですが、この指数の出し方は、何種類かありますが、気温と湿度から出す方法は
不快指数=1.8×T-0.55×(1-H÷100)×(1.8×T-26)+32
というのがあります。
ここで、T=気温(℃)、H=相対湿度(%)
例:気温30.0℃、湿度55%の場合。
不快指数=1.8×30-0.55×(1-55÷100)×(1.8×30-26)+32=79.07となります。
また、同じ暑さの気温でも、湿度が高いほど不快指数が高く(蒸し暑く)なります。
逆に湿度が低いほど、不快指数が低く(カラッとした暑さに)なります。
グラフ化すると、

※上のグラフの凡例の%の数値は相対湿度です。
例をあげると気温36℃湿度45%の場合、上のグラフから横軸の36℃と湿度45%の黄緑色の実線の交わったところの縦軸の数値(85)が不快指数です
(因みに、この気温と湿度は札幌で1994年8月7日に観測された最高気温36.2℃の時の状況とほぼ同じでした)。
| 不快指数を求められます。 |
よく聞かれるこの指数のおおよその体感は次のようになっています。
快適 65〜69
一部の人(全体の0〜30%ぐらい)が不快 70〜74
半数ぐらいの人(全体の30〜99%ぐらい)が不快 75〜79
ほぼ全員の人が不快 80〜
先ほどの2つの例の気温と湿度では不快指数はそれぞれ79.07、85でしたから、
前者は半数ぐらいの人が不快、後者はほぼ全員の人が不快ということになります。
上のグラフから、
気温が高い時ほど湿度の違いによる不快指数の変化は大きくなります
(つまり気温が一定の場合、高温時ほど湿度がちょっと違っただけで不快指数は大きく異なる)。
また、
湿度が高い時ほど気温の違いによる不快指数の変化は大きくなります
(つまり湿度が一定の場合、多湿時ほど気温がちょっと違っただけで不快指数は大きく異なる)。
また、この指数は、肌寒い方にも使えそうです。
上の数値の基準でいくと64以下になると、一部の人が、肌寒さを感じることになります。
数値が低いほど、ますます寒くなっていきます。
上の式でいくと、
ある気温(14℃くらい)以下になると、湿度が上がるほど、不快指数は低く(寒く感じる)なります。
逆に言うと、同じ寒さの気温でも空気が乾燥しているほど、暖かく感じることになります。
わが国の湿度は冬低く、夏高いのですが、一日のうちでも変化があります。
つまり、朝から昼へ気温が上がるにつれ湿度は低くなっていき、夕方から翌朝へ気温が下がるにつれて湿度は高くなっていきます。
これは一日のうちでは空気中の水蒸気の量がほぼ一定であるので、気温が高くなれば水蒸気をたくさん含むことができるので湿度は下がり、
気温が低くなれば、水蒸気を含むことができる量が減り、湿度は高くなります(実際は空気の流れがあるので水蒸気量は変化することがあります)。
では、なぜ気温が高い夏に湿度が高く、気温が低い冬に湿度が低いかというと、夏は水蒸気量そのものが冬に比べて圧倒的に多いからです。
勿論、1日の湿度の変化は、夏、冬それぞれ上記のように変化します。
冬は夏に比べ乾燥しています。しかし、明け方の湿度は夏と同じくらいに80〜95%ぐらいになりますが、昼の湿度はぐんと下がり結局一日を
通しての平均湿度は夏に比べ低くなります。夏に比べ冬は気温の日較差が大きいからです(但し日本海側では冬よりも春のほうが湿度の低い地域もあります)。
ですから、冬に十分換気した室内で暖房すると外よりも気温が15〜30℃も高くなるわけですから、乾燥して当たり前です。
上記の例、
今気温28.3℃、湿度75%だったとする。翌日の明け方24.0℃まで下がったとしたら、そのときの湿度は何%?
現在の気温:28.3℃ 現在の湿度:75%
気温の変更:24℃というふうに入力する。OKを押すと、
気温変更後の湿度:95%と出力される(注:空気の水蒸気量が一定の場合に限る)。
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