「○○をするな」をやめ「○○をしよう」といえば、結果は出る。
小さい子供に「これは危ないからいじっちゃ駄目」といったときに限って、
目を放した隙に危ないものに近づき、怪我をしたりすることがある。
会社などでも「○○をするな」といった、禁止型の指示を下しがちだが、結果は皮肉にも裏目に出ることが多い。
ことに強く禁止の指示を出した場合に、そうなってしまう可能性が高くなる。
これは、強く禁止されることによって、
返ってそれを意識してしまうという心理が働くからだ。
ゴルフでも、スライスしないようにと意識しすぎると、
ショットするときの体のバランスが崩れ、かえって、打球は右へ右へと大きくスライスしていく。
つまり「これをしていけない」と命令されると、
「あれはしないようにしよう」「あれをしてはいけないのだ」と不安を感じ、自己規制をし始める。
この禁止が、例えば「絶対に」という言葉が付け加わった強いものであればあるほど、
命令されたほうは自己規制をする度合いが強くなる。
その結果、
かえって意識過剰になって、
行動全体がバランスを欠けていたものになり、
そのために思わぬところでミスをしたり、
禁止をされていたことそのものをやってしまったりという事態におちいることがあるのだ。
それを防ぐためには、
指示を出すことに、
「相手にこのような説明をするな」と禁止する内容でなく
「このように説明をしよう」
「このように説明すればいい」
というように、推奨すべきことを言葉にし、
アクションを起こすためのポジティブなイメージを意識させることが大切だ。