「手伝ってあげましょうか」ではなく「手伝いましょう」で相手の負担を軽くする
仕事を教えて、さあ帰ろうと思ったとき、ふと隣のデスクを見ると、同僚がまだ必死に仕事をしている。
残業になるのは一目瞭然だ。
他人が困っている姿を見たとき、
それを援助するような行動にでることは、
その人と親しい関係を作り上げるきっかけになる。
自分が手伝えば、少しはその人の仕事も速く終わるかもしれないと思ったときには、
素直に手伝いを申しだしたほうが良いに決まっている。
しかし、
その言い方が、問題だ。
「まだしばらくかかりそうだね。僕が手伝ってあげようか」
という言い方では、恩着せがましいニュアンスを、相手に感じさせてしまう。
相手は「本当はイヤだけど、見かねて手伝ってくれるんだ」という精神的な負担を感じ、
それならいっそう借りを作らないほうがいいだろう、という気持ちになってしまう。
こういうときは、
「お手伝いましょう」という言い方のほうがずっとスマートだし、
相手に気持ちの負担を感じさせなくてすみ。
この言葉には、手伝うことが、強制や押し付けではなく、
自分の自発的な意志だということをイメージさせる効果がある。。
そして
「どうってことないことだから気にしないで」というニュアンスも伝えることができる。
これなら、相手も気軽に仕事手伝ってもらえるだろうし、
仰々しい態度でなく軽いノリで手伝ってくれたことで、感謝の気持ちも倍増することだろう。
「代わりに行ってきてあげる」「時間があるからやっといてあげる」
「誰かに頼んでおいて上げる」など、私たちは無意識に「○○してあげる」
という言葉を使いがちだ。
どんな言葉を使えば自分の行為が率直に伝えられるのかを、もう一度、言われた身になって考えてみる必要がありそうだ。