━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
自分の時間を大切にしない人とは付き合わない
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

以前、私が勤めていた会社に、時間の観念がまったくない人が いました。

人柄はよく、話しているととても楽しい人でした。

人気も ありました。

しかし、彼と雑談をしていると、いつの間にか二時間も 三時間もたってしまうのです。

彼は、だれとでも話を合わせることができる不思議な才能の持ち主 でした。

私だけではなく、年齢、性別に関係なく、まさにだれとでも 雑談ができる人でした。

しかもその雑談が、二時問も三時間も延々 と続くのです。

「いったい何をそんなに話すことがあるのか?」と 不思議でしかたありませんでしたが、

彼と話すといつの間にか 二時間や三時問がたつのです。

何かの用事があって彼に電話すると、すぐに二時間や三時問は 雑談で消えてなくなるのです。

たとえて言うなら、見る気もない テレビをダラダラ見ていたら、

いつの間にか二時問たっていたと いうのに似ています。

私は雑談するのはあまり好きではないのですが、

社会生活を送る うえで、雑談がよい「潤滑油」になることも多々あります。

ですから、 そんな彼の才能(?)を私はとても羨ましいと思っていたこともあります。

しかし、私は彼とは個人的につきあいたいとは思いませんでした。

なぜでしょうか。

それは、彼は私の時問を「盗んでいる」としか思え なかったからです。

そう思う理由を挙げてみましょう。

まず第一に彼は、遅刻の常習犯でした。

いつももっともらしい理由 を言っていましたが、「会社の時間」を盗んでいることに違いありま せん。

彼はよく「たった五分遅れたくらいで遅刻扱いにして……」と 文句を言っていましたが、

始業時間が決まっている会社で「五分 の遅刻を遅刻扱いにしない会社」などまずないでしょう。

明らかに 「会社の規則」をなめきっているわけです。

その五分の間に、大切 なお客から電話がかかってくることだってあるのですから……。

次に、彼は私と電話で話している最中に、割り込み電話がかかっ てくると、

私を十分でも二十分でも平気で待たせました。

私を待た せることなど彼にとっては「何でもないこと」だったわけです。

さらに、いろいろな人と約束した時間にもよく遅刻していました。

自分の時間を大切にしたいと思うのであれば、つきあう相手も、

時間を大切にする人を選ばなければなりません。

あなたの貴重な 時間をそんな人に盗ませてはならないのです。