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 仕事の時間はあらゆる状況を想定して多めに計算する
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私が昔ある職場で働いていたときの事です。

私は当時まだ専門学校を卒業したばかりで、仕事らしいことをしたことはありませんでした。

専門学校時代に情報処理の通信教育を受講しており、

毎月締め切りを 守らなくてはならなかったため、

締め切りの問に合わせ方は知って いるつもりでしたが、

「職場における締め切り」の問に合わせ方 まではわかっていなかったのです。

上司から、ある仕事を与えられ、

「これ、どれくらいの時間でできる?」 と聞かれたとき、

私はとっさに、「そうですね、五分もあればできると 思います」と答えてしまったのです。

確かに、それに専念すれば五分くらいあればできる仕事でした。

しかし、職場で働いていると、いっどんな緊急な仕事が入ってくるか わかりません。

電話が鳴るかもしれないし、突然予期していない客 が来るかもしれません。

何から何まで自分の思うように時間を 使えないのです。

結局、その「五分で終わるはずの仕事」も、突発的な仕事に中断され、 一時間たっても、二時間たっても、できずじまいでした。

すると、二時間 後、その上司はカンカンになって私を怒鳴りに来ました。

「君、さっき、五分でできるって言ったね。

ずっと待ってるんだけど、 なんで二時間もたっているのに、できないのかね?」

確かにその仕事は「五分でできる仕事」だったのです。

ただ、実際には 「五分ではできない仕事」だったのです。

私はそのとき、その「五分でできる仕事」は、

まわりの人の邪魔が入った からできなかっただけで、

それに専念すればできるはずだったと言い訳 をしたかったのですが、

そんな言い訳を聞いてくれそうな上司ではなかった ため、しかたなく、

怒られたまま落ち込むしかなかったのです。

それ以降は、そのときの悔しさが身にしみて、

私は、突発的なことも十分 に考慮したうえで、

多めに時間をとるようにしています。