問4


【平成11年春期の問題より】

問4 16進数の小数0.248を10進数の分数で表したものはどれか。 

ア 31/32  イ 31/128
ウ 31/512 エ 73/512
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【正解】エ
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【解法】
 素直に計算する。^でべき乗を表す。

 0.248
   ↑↑↑
   ABC

 Aの桁 1/  16(=1/16^1)の位
 Bの桁 1/ 256(=1/16^2)の位
 Cの桁 1/4096(=1/16^3)の位

 16進数の0.248
=2/16+4/16^2+8/16^3
=2/16+4/256+8/4096
=64/512+8/512+1/512 分母を揃える
=(64+8+1)/512
=73/512

 よって、エが正解となる。
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【過去5回の中の類題 その1】
(平成10年春期 問8)

 正の整数nがある。nを5進数として表現すると、1の位の数字が2である
2桁の数となる。また,nを3進数として表現すると,1の位の数は0となる。
nを10進数として表したものはどれか。

ア 12  イ 17  ウ 22  エ 27

【正解】ア
【解法】
  選択肢の10進数を素直に5進数と3進数で表す。
   10進 5進  3進
 ア  12  22  110
 イ  17  32  122 ←3進数で表したときに1の位が2 誤答 
 ウ  22  42  211 ←3進数で表したときに1の位が1 誤答
 エ  27 102 1000 ←5進数で表したときに3けたの数 誤答

問題文の条件に合致するのはアのみ。
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【過去5回の中の類題 その2】
(平成10年秋期 問6)

 式7÷32の結果を2進数で表したものはどれか。

 ア 0.001011
 イ 0.001101
 ウ 0.00111
 エ 0.0111
【正解】ウ
【解法】
   7/32=0.21875
であるから、これを2進数に変換する。

 0.21875×2=0.4375 整数部分 0 小数部分を再計算
 0.4375 ×2=0.875  整数部分 0 小数部分を再計算
 0.875  ×2=1.75   整数部分 1 小数部分を再計算
 0.75   ×2=1.5    整数部分 1 小数部分を再計算
 0.5    ×2=1.0    整数部分 1 小数部分0で終了

 よって、0.00111となり、ウが正解となる。
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【傾向と対策】
 数学・論理関連問題全般の出題状況は次の通りである。

       平11春 平10秋 平10春 平9秋 平9春 平8秋
組合せ・確率  なし   3問   1問   3問  なし  1問
論理式     3問   1問   3問   1問  なし  2問
N進数     3問   1問   2問   なし  なし  3問
誤差      2問   なし   なし   1問  2問  なし
その他     なし   1問   なし   なし  なし  なし
    合計  8問   6問   6問   5問  2問  6問

 出題数から言っても重要な出題領域である。問題自体は易しいだけに確実に
点を取りにいきたいところである。それぞれの領域については以下のところで
解説する。

 組合せ・確率 問7で説明
 論理式    問5で説明
 N進数    本問で説明
 誤差     問10で説明

 N進数の問題の出題状況は次の通りである。

平成11年春期 問4 16進数     小数表現 <本問>
        問8 2進数      桁数
        問9 2進数      小数表現
平成10年秋期 問6 2進数      小数表現 <類題>
平成10年春期 問7 4進数      10進→4進変換
        問8 5進数・3進数  <類題>
平成 9年秋期 出題なし
平成 9年春期 出題なし
平成 8年秋期 問4 2進数・16進数 加算,10進変換
        問5 2進数・10進数 小数表現
        問7 2進数・8進数  桁数
平成 8年春期 問3 2進数      加算,10進変換
        問4 2進数      小数表現
        問5 16進数     桁数

 類題1からわかるようにN進法問題では、小数表現以外の問題は比較的平易で
ある。そのためか、ここ2回は小数表現に出題が集中している。
 基本は10進数←→N進数の基数変換である。そこをおさえておけば何とか
なるものである。

(1)10進数→N進数への変換(整数) → 問9にて説明
(2)N進数→10進数への変換(整数) → 問9にて説明
(3)10進数→N進数への変換(小数) → 類題
(4)N進数→10進数への変換(小数) → 本問の解法
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【コラム】 「過去問との接し方」
 よく来るメールとして「正解と問題文の位置を離して欲しい」というものが
ある。この件に関して折に触れて述べているが、改めてここで説明しておきたい。

 現在の構成は検討を重ねた結果、落ち着いたものである。受験生は過去問の
使い方を往々にして間違えている。過去問を解いて「できた、できない」と
いうのは総仕上げの時期にやることなのである。情報処理の試験は、特に午前
は四者択一である。あいまいな知識のままでも結構正解できてしまう。ところが
これが本番につながらない。正解できたと思うとその分野についての勉強を
怠ることになる。ありがちなのが、同じ問題なのにやるたびに答えが違うという
パターンである。知識が安定していないのである。
 自分自身の知識水準を見るのならば、網羅的に記述されている参考書の練習
問題でチェックした方が良い。
 過去問というのは、正解を含めて出題パターンを把握するために利用する
べきなのである。
 問題が掲載されているどこのHPでも解答を見せないようにしているので、
試しにやってみるとわかるが、全80問を1問ごと自分の解答を紙にメモ
しながらやってみるのである。そして2週間ほどしてから、またやってみる
のである。自己の水準のチェックにはなっても実力をつけることにはつながり
にくいことがわかるはずである。印象的な問題だと解答まで覚えてしまうが、
そうでないと同じところを間違えたり、解答が異なっていたりするのがわかる
であろう。